昨年の展覧会「荒木悠『双殻綱:幕間』」の様子 撮影:岡田昌紘
SCARTS×CoSTEPアート&サイエンスプロジェクト 市原佐都子『肉の上を粘菌は通った』
展覧会
年齢制限あり
札幌文化芸術交流センター SCARTSと北海道大学CoSTEPが共同で実施する、本プロジェクトは、若い世代のアートとサイエンスに対する探究心や感性を育むことを目的としています。アートの創造性と科学的な探究の相互交流を通じて、世界をひろげる学びの場をつくることを目指しています。 社会的関心の高い科学的トピックをテーマとして設定し、アーティストはそのテーマを出発点に、自身の関心領域に引きつけながらリサーチを重ね、表現へとつなげていきます。
今年度は招聘アーティストに市原佐都子氏を迎え、成果発表として展覧会を開催します。
人間の生殖活動と、数億年にわたり生き続けてきた粘菌の営みが交差するとき、市原佐都子が新たに書き下ろした2つのモノローグを学習するLLM(Large Language Model)と粘菌は、どのような独自のネットワークを生み出し、私たちに何を響かせるのでしょうか。
テーマ「プレコンセプションケア*」から着想を広げ、市原佐都子が「粘菌とAI」をモチーフに、本プロジェクトの成果として初のインスタレーション作品を発表します。テーマから派生する予測不能なアーティストの創造力と、成果発表に至る探究の過程をあわせて紹介することで、 相互に関わり合うアートとサイエンスが人間の知覚や思考の前提を静かにずらし、新たな感覚を示します。
*将来の妊娠・出産を見据えて現在の健康状態や生活習慣を見直そうとする考え方。WHOが妊娠前の医学的・社会的支援を推奨しており、近年注目されている取り組みです。
- アーティスト:市原佐都子(劇作家・演出家・小説家・城崎国際アートセンター芸術監督)